見どころ

圧倒的な存在感で
ずらり並ぶは
人生の荒波に揉まれつつその道を貫いてきた音楽の武者たち。


月の沙漠コンサートで目撃する絵画のような光景は
鮮烈な印象となって脳裏から離れない。


楽器たちの共通点や違いを探す楽しさも魅力。
透かし彫りも美しいウードの
ほとんど同じフォルムを受け継いだリュート。

折れ曲がったネックとボディの涙型の曲線は
琵琶がシルクロードを通ってアラブから来たことを確信させる。

リュートから派生した現代ギターの見慣れた姿がここでは
目新しさ飛び抜けた感に映る。


貴重な撥弦楽器たちに加え、ソプラノの
毎回意表をついた髪型も楽しみだ。
            
    

          ギターショップG&Mホームページより






聴きどころ 

「情緒を平静に置き」「心を落ち着けよみがえらせる」と
言われたウードは、アラブの古い楽器と思われがちですが、
現在でもアラブ諸国を中心に大変人気のある現役の楽器です。

フレットを持たないため、最大の特徴である「微分音」を駆使し
微妙なニュアンスも表現出来ます。


「微分音」では、西洋の「ド」と「レ」の間に9つの音が存在します。
西洋音楽に慣れた耳で初めて聴く方には音が「はずれて」いるように
聞こえるかもしれませんが慣れてしまえば、大変自然な、豊かな
音楽の流れに独特の快感を覚えるはずです。  

何より旋律もリズムも驚くほど「なぜか懐かしい」気持ちになり
遠く思うアラブが実はとても身近であることに感動します。

「月の沙漠コンサート」でお確かめください。 

                                     常味裕司



ウード、リュート、ギター、琵琶…撥弦楽器が好きです。
消えてゆくしかない音の美しさ。
でも正直に言えば、月の沙漠のメンバー、みんなのことが大好きなのです。
歌はいつも誰かとのアンサンブル。
それはとても人間の本能に近く、
愛に近いものだとかねがね思い、歌っています。

一度は聴いて頂きたい曲がタイトルにもなっている「月の沙漠」です。
ウードと歌うこの歌は、蜃気楼のように、らくだに乗った王子様とお姫様が
現れては消え、ウードならではの幻の美しさを醸し出します。
ほかにも聴きどころはいっぱい。
リュートならではの歌、ギターならではの歌など、
いつの世も寄り添ってきた歌と楽器の親密さを思わせる、
「ならでは」の選曲でお贈り致します。

月の沙漠コンサートにぜひお運びくださいませ。

                              大城みほ